2023年8月12日(土)13時より、岐阜県岐阜市にあります みんなの森 ぎふメディアコスモス かんがえるスタジオ にてGifu WordPress Meetup #61 を開催しました。
今回は、2023年8月8日にリリースされました WordPress 6.3 の紹介をしました。
開催日時と参加者
- 日時:2023年8月12日(土)13:00〜16:00
- 場所:みんなの森 ぎふメディアコスモス
- 参加者:11人
Explore WordPress 6.3
WordPress 6.3 のリリースに伴い、Gutenberg プロジェクトのフェーズ2が終焉というアナウンスが事前にされていました。ですので、このタイミングで一度、ブロックテーマで何ができるのか、何ができないのか、サイトエディターの現状と課題点を実感するためにも「登壇資料をブロックテーマで作ってみよう」と思い立ちました。
そこで作成したのがこちらのサイトになります。
こちらを登壇資料として利用して、WordPress 6.3 での変更点を紹介していきました。
アンカンファレンスでの話題
現在、かなり多くのことがサイトエディター内で設定できるようになってきました。また、そのようにして作られたブロックテーマを Create Block Theme プラグインを使って簡単に書き出したり上書きしたりすることができます。
実際に、自分で開発をしている Cormorant というブロックテーマをベースに本日の登壇資料サイト(上記)を作成していますが、見ていただくと分かるように、全く別物のようなデザインに仕上げることができてしまいます。
ですので「どんなブロックテーマを選択しても意図的に大幅にカスタマイズすることができる」と言うことはできるでしょう。
しかし、現状(イベント開催時)では「サイトエディターで設定・変更できない部分」もあります。ウェブサイト構築の上で大きな影響を及ぼすであろうと思われる点としてあげられるのは、
- フォントサイズのプリセット
- スペーシング(余白)のプリセット
これらの設定にはテーマ開発者の個性がかなり強く出ると感じています。そして、現状ではサイトエディターで元々持っている theme.json
ファイルに記載してある設定項目を変更することはできません。
言い換えると、この「設定が変えられない部分」が「ブロックテーマを選ぶ上での大きな違い」になってくる可能性があります。
そして、我々はアルファベットを主に利用するのではなく、日本語(マルチバイト文字)を利用するサイトを作ることがほとんどです。それらは、アルファベットとはちょっと違ったデザイン的な特性を持っています。ですので、日本語フォントや日本人が好むデザインを作ろうとした場合、フォントサイズやスペーシングのプリセットは、欧米の開発者が定められたものよりも、日本人が開発し用意したものの方が使いやすい可能性を感じます。
ですので、そういった点を考慮した上で、色々なブロックテーマを使ってみると新しい発見があると思います。
応対をした共同オーガナイザー個人のイベント開催時の感想です。
共同オーガナイザー所感
今回は、ブロックテーマで登壇資料を用意してみたのですが、毎回の開催時冒頭のイントロダクションで利用しているスライドも Gifu WordPress Meetup 公式サイトの固定ページで用意しておけば、後で見直したり、リンクを設置しておいて活用してもらったりすることもできるな…と思いまして、次回から導入してみようと思います。
また、アンカンファレンスのトピックを教えてもらう手段も、付箋やそのときに口頭でという感じでやっていましたが、スプシを共有して入力してもらうなど、手段をふやしてみようかなと考えています。
以前からではありますが、Gifu WordPress Meetup は岐阜県岐阜市で開催しています。しかし、参加していただける方の中にはかなり遠方から遊びに来てくださる方も多くみえて大変嬉しく思っています。
今後も遠くからでも参加したい場所にしていければと思っています。
今後の開催予定
基本的に3〜4ヶ月先までの日程を、会場確保の都合で決定しております。しかし、Gifu WordPress Meetup は共同オーガナイザー一人で運営しておりますので、様々な理由で急遽中止や延期、オンライン開催への変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。